OFFICIAL NOTES
このページは、
マジョリカメイデンを見守るすべての方に向けた必読資料ではありません。
しかし、
四人のボイスモデルや
キャラクターを使用した創作を行うかたには
一度、目を通していただきたいものです。
ここに記載している内容は、
創作や解釈を制限するためのものではありません。
マジョリカメイデンの正しい経歴と、
公式として共有しておきたい背景をまとめ、
誤解や憶測によって
事実と異なる情報を広げないために公開しています。
これまで作者は、
合成音声キャラクターとしての余地を大切にし、
使う人や聴く人の中で広がる部分を残すことを
ひとつの方針としてきました。
また、過去に起きた出来事についても、
誰かを一方的に責めたり
同情を求めたりするためのものとしては扱うべきではないと考え、
必要以上に語らないことを
ひとつの姿勢としてきました。
しかし、
その余白や沈黙の中で、
作者が公開していない情報や、本来とは異なる経歴・立場が
紹介ページなどに掲載されている例も確認しています。
それらを書いた方や、
当時そのように受け取った方を
責める意図はありません。
また、このページは
誰かによる悪意を前提にしたものでもありません。
ただ、
悪意のない言葉や受け取り方であっても、
四人の存在が本来とは異なる意味を帯びて
広がってしまうことは避けたいと考えています。
そのために作者は、
四人がどのような存在として生まれ、
どのように歩み、
どのように大切にされてきたのかを、
記録としてここに残しています。
このページは、利用規約そのものではありません。
ボイスモデルおよび
合成音声キャラクターとしての利用条件は、
LUNAI Projectの規約 に準じます。
ただし、ここに記載しているすべては
四人と創作を行ううえで大切な基準となるものです。
規約が定めるルールと併せて、
なぜその線引きが必要なのかを知っていただくためにも、
四人のボイスモデルや
キャラクターを使用した創作を行うかたは、
制作・公開の前に
このページの内容をご確認ください。
HISTORY
四人はそれぞれ、
ひとつの「声」から始まりました。
2012年、歌幡メイジが最初に誕生しました。
彼女は、はじめからすべてが決められていたキャラクターではありません。
作者がその声から容姿を連想し、
時間をかけて少しずつ輪郭を見つけていきました。
その根底には、
「どんな声にも、夢を見ていい場所がある」
「たとえ誰かの目に滑稽に映ったとしても、夢に憧れる姿は美しい」
という願いがあります。
そうしてメイジは、
夢想家の魔女として形づくられていきました。
現在のメイジのプロフィールにある
「眠りから目覚めた魔女」という言葉は、
作者が物語として後から与えた設定ではありません。
それは、メイジの人生に起きた実際の出来事です。
メイジは2019年に一度、公開を終了しています。
当時、彼女が関わっていた外部の企画の中で、
作者の意図しない形でメイジの名前や存在が扱われてしまいました。
それは単なる解釈の違いや、
作者の望むイメージから外れたという話ではありません。
メイジの名前を用いた振る舞いによって、
他者が傷つき、メイジへの誤解も生まれました。
メイジという存在の帰属や、
本来の管理・扱われ方そのものに関わる危機でした。
作者はその扱いに異議を申し立て、
状況を正すためにできる限りの対応を行いました。
しかし、当時の外部企画との関係の中では、
作者の意志だけでメイジを守りきることが難しい状況にありました。
その影響により、
メイジに対する誤解や悪い印象、噂が広がり、
直接的な誹謗中傷や、事実ではない書き込みも増えていきました。
メイジはただ、歌を歌って、紅茶を飲んで、夢を見ていただけでした。
作者は彼女を守るため
2019年11月19日、メイジを棺の中で眠らせました。
嫦娥酒びび、悼城ウィスタリアは
その少し前に
「メイジの友人」として
先行するかたちで公開されていました。
メイジが眠りについた後、
二人は作者にとって
支えとなる存在でした。
それは当時の表現のなかにも含まれ、
後継として見える側面を伴ったまま
広がっていきました。
そして、
三人を優劣の文脈で比較する余地が生まれました。
その比較の中で、
びびとウィスタリアの声や印象が、
否定的に語られることもありました。
しかし、
作者はその評価を
彼女たちが劣っているということや、
修正すべきものとしては受け取りませんでした。
作者自身も、
収録前に思い描いていたイメージとは
違う映り方をする子たちであることに
驚いていました。
けれどその違いは、
作者にとって
はじめから
「予定外の魅力」として存在していました。
そして二人は、
「他人の正解に従わない」という同じ芯を持ちながら
それぞれ異なるテーマを得ました。
びびは、
自己決定権としてのファッションを表現すること。
自分の可愛いを自分で選び、自分を見失わないということ。
ウィスタリアは、
誰にも理解されない感性にも、
本人にとっての秩序があること。
美しさは、明るく健やかなものだけではないということ。
しかし、
メイジが眠っているあいだ、
二人だけで正式に歩み出すことはありませんでした。
大切な友人を置き去りにしたまま
ステージに立つことより、
三人で並べる日を待つことを選びました。
その頃はまだ、
年齢や身長、誕生日などのプロフィールも、
本人たちから明かされていませんでした。
それから季節が過ぎ、作者のもとへ
「新しいボイスモデルを制作してみないか」
と、声が掛かりました。
その制作には
DiffSinger制作チームである
LUNAI Projectが関わっています。
なお、LUNAI Projectさまには
ボイスモデル制作においてご協力いただいていますが、
本ページに記載する
マジョリカメイデンとしての経緯や方針、
四人の関係性および公式見解については、
作者およびマジョリカメイデン側による記録です。
当初は、
作者自身の声をもとに
新しいキャラクターと
ボイスモデルを制作することも考えました。
けれど話を進める中で、
かつて眠らせた歌声、
歌幡メイジの存在がもう一度作者の前に現れました。
時が経ち、悪い噂は静かになり、
傷も跡が目立たないほどに薄くなっていると判断し、
作者はこのタイミングで
彼女を眠りから呼び戻すことを決めました。
2025年8月8日。
様々な助けを得て、
歌幡メイジは新たな姿で
彼女を愛する人たちのもとへ戻ってきました。
同年11月、
姫純美萌々という男性キャラクターが加わり
四人はマジョリカメイデンとしてプレデビューしました。
萌々は、
外部展開のためだけに生まれた存在ではありません。
合成音声キャラクターとして公開することを
主な目的としていたわけでもありません。
彼は、公開されるより前から、
「三人の隣に立つ存在」として
マジョリカメイデンに
そっと迎えられていました。
声はメイジ、びび、ウィスタリアとは
異なる担当者によって収録されています。
萌々もまた、声から連想されたものや、
作者がメイジたちとの活動の中で経験し、学び、
彼女たちと向き合う中で
よりはっきりと感じてきた「大事にしたいもの」と
自然に結びついて生まれたキャラクターです。
声の収録は、
メイジの復活が具体的になってきた時期から行われていました。
当初の収録は、
ボイスモデル制作のために行われたものではなく、
マジョリカメイデンとしての表現に必要なものとして、
マジョリカメイデンの内側で進められていたものです。
メイジが目覚めるなら、
そして、びびとウィスタリアも
メイジの隣で歩んでいくのなら、
誤解を伴ったまま、
誰かを傷つけるものとして広がることも
三人が本来の姿から遠ざけられることも
望みませんでした。
作者は、
三人がそれぞれの姿のまま大切にされ、
これからを歩んでいけることを願いました。
そのためマジョリカメイデンでは、
強い規則を増やすのではなく
「彼女たち自身の在り方を通して
大切にすべきものを示す」
という方法を選びました。
その選択は、
萌々というキャラクターにおいて、
「大切なものを大切だと言うこと」
「愛するものを尊重すること」
という姿勢として、かたちになりました。
三人の中に萌々が加わること。
そして彼が、
彼女たちに敬意と愛情を抱いていること。
それ自体は、
マジョリカメイデンにとって
不自然なものではありませんでした。
一方で、
その愛情が三人の在り方を狭めるものとして
受け取られないよう、
伝え方には慎重さが求められました。
公開当初の言葉は、
キャラクターとしての余地と、
萌々がマジョリカメイデンの中で本来担っていた
役割や居場所の両方を維持するためのものでした。
メイジの
「憧れや希望を大切にすること」
びびの
「自分の好きなものを自分で選ぶこと」
ウィスタリアの
「理解されにくい感性も、
その人を成り立たせる一部であること」
そこに、萌々の
「大切なものを大切だと言い、
自分自身も愛されていいこと」
というテーマが加わったことで、
四人のテーマは互いを支え合うひとつの強さになりました。
何かに憧れ、恋をする気持ちを
まっすぐに抱くこと。
その気持ちは誰にでもあっていいものとして
大切にすること。
愛するものを自分で、自分のために選ぶこと。
その選択を
誰かに明け渡さないこと。
愛おしいと思う感性には、
それ自体に確かな意味があること。
その確かさは
見え方によって測られるものではないこと。
これらは、
後から付け加えられたものではありません。
四人が並んだことで、
それぞれに込められていたものが
ひとつの意味として結びついたものであり、
今のマジョリカメイデンであることの
証明にもなりました。
ここに記している内容は、
創作世界観の説明や
キャラクター紹介を目的としたものではありません。
マジョリカメイデンが現在の姿に至るまでの事実と経歴であり、
四人のボイスモデルやキャラクターを扱ううえで
利用規約とあわせて確認していただきたい基準です。
また、
これは、誰かに向けて誇示したり
押し付けたりするための価値観ではありません。
マジョリカメイデンは、
外部へ向けて強く訴えることで
自分たちを守ろうとしているのではなく、
四人の関係性そのものによって
大切なものを大切なものとして扱い、
互いを守る姿勢を持っています。
そのため、
ここに記している内容は
誰かの創作や解釈を必要以上に狭めるためのものではありません。
愛情によって保たれている境界線は、
拒絶のためにあるものではなく、
四人と、
四人が大切にしているもの、
そして四人を大切に思ってくださるかたを
守るためのものです。
過去に起きた出来事は、
マジョリカメイデンにとって
ただ悲しい記録として残っているものではありません。
何を大切にし、
何を守るべきかを明確にするための
歩みでもありました。
その歩みを経て、
四人は現在のかたちで集まっています。
四人は、それぞれ違う道を通ってきました。
違う声を持ち、
違う足取りでここまで来て、
違う理由でこの部屋にいます。
ここは、
好きなものを拾って、飾って、並べた場所。
好きなものを、もっと好きになるために。
好きだったものを、ずっと好きでいるために。
四人は今日も、
歌ったり、笑ったり、
ときどき寄り道しながら、
この部屋で一緒に過ごしています。